日本景観生態学会第29回京都大会

エクスカーション

コース名:保津川の遊水地利用と文化的景観

※ エクスカーションの参加申込みは締め切りました。


キーワード:亀岡の氾濫原、亀岡スタジアム、文化的景観、アユモドキ

コース:亀岡駅周辺の保津川沿いの土地利用の状況→亀岡市文化資料館→昼食→保津川河川敷→保津集落の文化的景観

案内:黒川孝宏氏(前亀岡市文化資料館館長)・並河悦郎氏(亀岡市まちづくり推進部長)・深町加津枝(京都大学)

内容:保津川沿いの伝統的な集落では、川の恵みや脅威と向き合い、自然と折り合うなかで育まれてきた文化的景観がみられる。大きく蛇行しながら流れる保津川周辺には多様な水辺空間がみられ、ワンドの存在や水田とのつながる湿地環境が確保されてきた。このような遊水地は淡水魚の生息地となり、アユモドキ、イチモンジタナゴなどの多様な魚類が確認されている。一方、長年にわたり大雨のあとの水害に悩まされており、治水安全度を高めていくことが強く求められている。今日、地域の生活や生業は大きく変化し、また治水事業や都市化が進んでいる。保津川の遊水地や文化的景観がどのような未来に向かっていくのか、現地を歩きながら一緒に考えていきたい。

募集定員:20名程度

参加費:一般3000円 / 学生2000円