日本景観生態学会の発行する景観生態学27巻1号(2022年6月発行予定)に掲載予定の特集「生態系の回復と地域づくり(仮)」の原稿を募集いたします.

特集の趣旨
 わが国では,沿岸域や都市域の開発,湿地や草地の減少,野生動物等による森林植生の変化,人工林管理の問題や里山のアンダーユース問題,外来種問題,社会変化に伴う在来知の継承問題といった生態系管理上の諸課題が進行し,すでに不可逆的な状況を迎えているものもあります.一方で,2019年3月には国連総会にて「国連生態系回復の10年(2021-2030)」が採択され,地域特有の生態系を回復させつつ人びとの持続可能な発展に寄与する視点が提起されました.本特集では,各地における生態系(※)の回復の試みや,生態系の回復を通じた地域社会の諸課題の解決を試みた事例を紹介することによって,生態系の回復と地域づくりに向けたそれらの経験の意義について考察します.
※自然生態系に加えて里地里山や里海といった生業の場としてのランドスケープを含みます.

1. 問い合わせ・申し込み
 事前に,著者,所属,代表者連絡先(メール,電話),原稿種別,表題(仮),概要,刷り上がりページのおおよその数(下記3の原稿レイアウトを参照)を下記受付担当までご連絡をいただけますよう,ご協力をお願い申し上げます.
 本特集の受付担当 飯田義彦(iida.yoshihiko.ga[at]u.tsukuba.ac.jp)※[at]を@に置換してください

2. 原稿種別
原著論文,短報,総説(以上,校閲あり),調査研究報告,技術情報,実践報告(以上,校閲なし)のいずれか

3. 投稿規程・原稿送付状・執筆要領・原稿レイアウト(刷り上がりページ数の見積り用)
 日本景観生態学会ホームページの該当ページ(http://jale-japan.org/のコンテンツの「学会誌投稿規程」)をご確認ください.

4. 原稿提出
 校閲のある原稿(原著論文,短報,総説)は2021年8月27日(金)まで,それ以外の原稿は2021年12月24日(金)までに,日本景観生態学会ホームページの該当ページ(http://jale-japan.org/のコンテンツの「オンライン投稿」)から,原稿と原稿送付状をご提出ください.提出の際は,一般原稿と区別するために原稿送付状の「① 類別」の上部に「27巻1号特集」と明記してください.

5. 投稿料・掲載料
 学会員は投稿料・掲載料ともに無料です.超過ページ,カラーページ,別刷りは著者負担となります.