生態系インフラ活用検討委員会では、「自然共生サイトには何が求められるのか―認定自然共生サイトから学ぶ」と題したウェビナーを開催します。
ぜひご参加ください!
■テーマ:自然共生サイトには何が求められるのか―認定自然共生サイトから学ぶ
■趣旨
2022年12月にカナダのモントリオールで開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)では、2030年に向けた新たな世界目標の一つとして30by30が合意された。2030年までに陸域と海域の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標である。この目標の実現に向けて、これまでの自然保護地のみならず、結果として自然保護につながっている地域(OECM(Other Effective area-based Conservation Measures))が、世界的に注目を集めている。OECMとして昨日している場所を積み上げることによって30by30の達成につなげようということである。環境省は、日本型のOECMとも言える自然共生サイト(民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域)の考え方を整理し、2023年度から自然共生サイトの認定制度をスタートさせた。
本ウェビナーでは、自然共生サイトとはどのようなものであるのか解説するとともに、既に自然共生サイトとして認定された地域のステークホルダーをお招きし、自然共生サイト認定の道のりやどのように生物多様性保全に寄与しているかを紹介いただく。また、パネルディスカッションを通して、自然共生サイトが抱える課題や今後の展望についても議論する。
■日時:2023年10月22日(日)13:30~17:00
■会場:zoomウェビナー
■次第
●開会挨拶 鎌田磨人(日本景観生態学会会長)
●趣旨説明 一ノ瀬友博(生態系インフラ活用検討委員会委員長)
●話題提供
13:40~14:20 「自然共生サイトとその認定の仕組み」(環境省 自然環境局 自然環境計画課 小林 誠 氏)
●事例紹介
14:20~14:30 各事例と団体の概要説明 ((株)地域環境計画 増澤直 氏)
14:30~15:00 亀山里山公園の自然共生サイト認定までの経緯と、亀山市の生物多様性に係る施策 (亀山市 産業環境部 生物多様性・獣害対策室 上野 篤史 氏)
15:00~15:05 休憩
15:05~15:35 産官学民連携による生態系ネットワーク形成活動事例 知多半島グリーンベルト (NPO法人日本エコロジスト支援協会 吉田 圭佑 氏)
15:35~16:05 「国分寺崖線」における緑地保全推進のための産官学民ネットワーク -国分寺崖線の自然共生サイト認定を目指して- (NPO法人Green Connection TOKYO 佐藤 留美 氏)
●パネルディスカッション 16:05~16:55
司会 上野裕介(生態系インフラ活用検討委員会副幹事)
コメンテーター(論点整理) 森本淳子(生態系インフラ活用検討委員会)
パネラー 登壇者4名、一ノ瀬、鎌田、増澤
●閉会挨拶 一ノ瀬友博
■申し込み
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_8F7fy0Z2QPeiPteFWNn5eA
■企画:日本景観生態学会 生態系インフラ活用検討委員会