お待たせいたしました。学会誌『景観生態学』19(2) が発刊されました。
本号の特集は「生物多様性情報を地図化する」です。
日本における生物多様性・生態系サービスの可視化・地理情報化の最先端をご紹介いたします。
また、本号より新連載「景観を読み解く」がスタートしました。全国大会エクスカーションで訪問した地域を景観生態学視点から読み解いています。
景観生態学 19 (2) 2014年12月
目次
■特集:生物多様性情報を地図化する
巻頭言:生物多様性情報を地図化する
中静透
自然環境保全基礎調査植生調査データを用いた森林群集・群落の潜在的分布域の地図化
鎌田磨人・安東純平・染矢貴・浅井樹
野生生物の分布の地図化とその問題点
名取睦・杉村尚・須藤健二・岩城光・戸田光彦・笹渕紘平
相補性解析による効率的な保全に寄与する地域の地図化
角谷拓・赤坂宗光・竹中明夫
生態系サービスの地図化に向けて-定量化および空間評価の視点と最近の動向-
庄山紀久子
■原著論文
空間スケールの違いが野生動物分布の推定に与える影響
後藤明日香・望月翔太・村上拓彦
多摩丘陵に生育する絶滅危惧種タマノホシザクラの分布と多摩ニュータウン開発との関連性
生亀正照・沼田真也・保坂哲朗
■調査研究報告
大阪府におけるハマボウフウの種子供給源としての海浜の比較
楠瀬雄三・村上健太郎
■技術情報
「環境影響評価と生物多様性オフセット」に関するワークショップ参加報告
中川考介・森本淳子
■連載:景観を読み解く (1)
石川県能登半島の歴史と景観の形成過程
柳井清治
■追悼文 浜端悦治さんを偲ぶ・・・西野麻知子